企業法務が担う役割

法人組織の経営に携わっておられる方々にとっては、常に見逃せぬ一方、不特定多数の方々には馴染み薄い言葉でもあるのが「企業法務」なる四文字でしょう。ここで企業法務を簡潔に補足説明すれば「各企業が事業展開を進める中、発生が懸念される、あるいは避けられぬさまざまな法律が絡むトラブルに対し、社内の法務部門などが担当対応する諸業務」と申し上げられます。

その時々に悪意や第三者の何らかの意向が見当たらずとも、労使間の契約問題、交渉関連、株主総会や取締役会などに際してなど、法律に基づく適正な対応及び、事前のリスク回避の必要性が否めないのが企業です。ちなみに今日大多数の大企業や中小企業に於いては、この企業法務に特化する法務部門を設置から、専門の担当者を置く事で、有事へ備える体制を確立しています。

時に訴訟に発展する可能性も否めぬ企業内のさまざまなトラブルに対しては、やはり国家資格を有する専門家すなわち弁護士が適任であり、多くの企業は外部から適任者を招く事で、人材の確保に努めています。こうした弁護士はビジネス弁護士、ビジネスロイヤーと称され、担当する企業の安全かつ健全な運営と企業内環境の確保に尽力しています。ここでは以下、企業法務の重要性を日常馴染みが薄い方々にもご理解いただけるよう、出来るだけ分かりやすい説明に努めさせていただきます。現在現場の最前線でこの業務に携わっておられる方々にとっては基礎中の基礎の内容ですが、専門知識を有されない第三者への説明に際し、少しでもお役立ていただけるお話が出来れば幸いです。